果たして英語教育の改革は成功したのだろうか。
改革とは、4年前の新学習指導要領に始まる英会話重視の英語教育のことだ。
その間、国策である移民受け入れ、外国人労働者受け入れ、コロナ明けから急増したインバウンド
(外国人旅行)客で、我が街福岡も外国人を見かけない日はない。
彼らに街で声をかけられた日本人は、相変わらず、薄ら笑いでその場を立ち去る。
カタコトの日本語で話しかけられているのに、英語はできませんと英語で返そうとする。
これは今に始まったことではない。
ズームイン朝のウイッキーさんの時代からそうだ。我々日本人は、異国の人、特に欧米人に対して、
少なからず劣等感を持っている。
米国国歌・国旗に違和感を感じないのに、日本国歌・国旗になったとたん多くの日本人に
アレルギー反応が起きる。
不思議な国、日本。と言いたいところだが、これは戦後教育によって、そのようにプログラムされ
た感が強い。
今、急激に外国人が増加している。今、目の前で国際化が進んでいる。
彼らは皆、愛国教育を受けている。
(日本人のように母国を自虐的に語る国民などいない。)
それに、育った文化が違うわけだから価値観も違う。
それでも共生しないといけないのであれば、我々にも愛国教育(決して戦争や軍隊を意味するもの
ではない。祖国を愛し、憂う。
そして、誇り高き民族であるという自信が持てる教育)が必要だ。
異文化の外国人に対して、堂々と発言できる日本人を育成すること。
それが英会話の前にやらねばならないことではないのか。少なくともノーが言える日本でなけ
れば、急増する多文化の中に日本が溶けてしまう。
今、日本は歴史上最大の危機に直面している。
※ウイッキーさん・・・日本テレビ朝の番組、「ズームイン朝」で、街頭に出て道行く人に
英語で語りかけるコーナーを担当していた。