松井の説教部屋

    おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

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                     「人生、片道切符よ!」

干支・十二支

干支・十二支

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むかしむかし、動物たちを集めて神様は言いました。

「来年の元旦にあいさつに来た1番から12番までをリーダーとする。」うわさを聞いたネコはネズミに尋ねました。

「元旦に神様のところへ行けばいいのだな」

「ちがうよ。二日の朝だ。元日は家でゆっくりしようよ」

「そうか。二日の朝か」、ネコは礼を言って帰っていきました。

大晦日にネズミがウシの家に行って中を覗くと、独り言を言っています。

「俺はのろまだから、今夜のうちに出かけよう」ネズミは、『にやり』と、ウシの背中にとび乗りました。

そうとは知らぬウシは神様のもとへと歩きつづけ、夜明け前に門の前につく事ができました。

朝日が昇り、神様が門を開けました。ウシが門をくぐろうとすると、背中からネズミが 『ぴょんっ』 と飛び降り、

神様から1番の番号札を貰いました。ウシは2番になってしまいましたが、

『気づかなかった自分が悪いし、2番なら十分だ』と考えました。

神様のお話の場に来ていなかったトラはうわさを聞き、千里の道をかけぬけて3番目に門をくぐりました。

そして、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジの順で門をくぐり、途中でサルとイヌが大げんかをし、トリが仲介にに入ってなんとかおさめました。

だから順番はサル、トリ、イヌ。 間違えて門を通り過ぎてしまったイノシシが12番目に間に合うことができました。

この日以来、ネズミに騙された猫はネズミを追いかけ回すようになったとさ。

ちなみに、この、中国をルーツとする干支は、日本だけでなく、多くの国が使っています。例えば、韓国、台湾、ロシア、ウクライナ、トルコ・・・。

日本では、ネズミに騙され、リーダーに慣れなかった猫も、チベット、タイ、ベトナム、ベラルーシ―、ブルガリアなどでは、干支に入っています。

来年の干支は、唯一、架空の動物のタツ。 辰年は政治的に大きな変化が多いと言われます。戊辰戦争、日露戦争など、また、政変の年とも言われ、

戦後5回しかない辰年のうちで3回も総選挙が行われました。ロッキード事件やリクルート事件といった汚職事件も辰年に発覚しています。

パーティー券での裏金疑惑の現政権与党も、それを火種に、消失しかけています。

まぁ、どうなることやら。

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