依然進まぬ被災地の復興。
福岡選出の復興大臣の引責辞任。
これもまた、お粗末すぎるほどの辞任劇だった。
この期に及んでもなお、
国会においては政権闘争が続く。
「復興」を大義に空転する国会。
義援金も一体どれだけ分配されたのだろう。
歌手の宇多田ひかるさんは4月にこうコメントしている。
「私の寄付金、被災者の皆さんの今後の生活と
被災地のためにちゃんと使ってもらえるのかな…」
修猷館高校は被災地である宮城県への修学旅行
(研修旅行)を決めている。
父母の間では当然のごとく、反対意見も多数あると聞く。
しかし高校生が、三・一一後の「日本」を
見聞する意義は大きいと思う。
彼らは、純粋な心のままに、 何かを「感じ」、
何かを「決意」するだろう。
日本のリーダーたるにふさわしい 「何か」を
見つける旅ならば大いに結構ではないだろうか。
以下 関連記事 朝日新聞より
修学旅行などの観光客を被災地はどう受け止めるのか。
宮城県震災復興政策課の担当者は「津波の被害を受けた
沿岸部も見学や視察は可能。来年なら状況はもっと落ち着
いているはず、あまりシビアに考えなくていいのでは」。
写真撮影などは「観光客の良識に任せたい」という。
観光業界は苦境に立たされており、
同県蔵王町農林観光課は
「修学旅行を含め観光客にはぜひ来てほしい」。
日本修学旅行協会は
「修学旅行先に被災地を選ぶ例はあまり聞かないが、
行くこと自体が支援につながるのでは」と指摘する。