五月晴れの空の下、福岡市内の中学校で体育祭が行われた。
北九州市では、光化学スモッグ注意報が発令され、市内全小学校での体育祭が中止された。
この光化学スモッグは、中国大陸の工場の汚染物質だといわれている。
今中国は急速に工業化が進み、経済力が上昇し、それに伴い生活水準が向上している。
私は昨年ヨーロッパに行き、衣料品を中心に「made in china」のタグがあふれていることに驚いた。
まさしく今や中国は世界の工場と言える。
かつての日本は、安い労働力で輸出を増やし経済大国と呼ばれるまでになった。
まさしく今、中国がその役割についている。
日本の中高生がブランドの服を着、携帯片手に街を歩けるのも、安い賃金で働く労働者がどこかにいる
からである。
中国も経済力・生活レベルが上がれば、人件費も上がる。いつまでも我々は、その恩恵を受けられない。
ましてや、日本の10倍の人口である。
農林水産物・石油等の燃料、日常生活のありとあらゆるモノの国際争奪戦がはじまろとしている。
諸君、世界地図を見て欲しい。
この小さな島国日本が国際競争で生き残るためには何をすべきか。
「知」(「智」)が必要なことに気づいて欲しい。