5月7日現在、首都東京は緊急事態宣言下にある。
オリンピックの開幕は、7月23日。
福岡も 12日から緊急事態宣言が発出される。
オリンピック2ヶ月前にして、緊急事態宣言にある都府県は6、
まん延防止措置がとられている道県は8、計14。
これは日本の都道府県の30%にあたる。
それでもオリンピックは開催されるらしい。
本当は、関係者みんな、分かっているはずだ。
「できるわけないだろう。」と。
新型ウイルスは変異し、感染拡大が止まらない。
そういう状況が続いている。
それでも、オリンピック関係者は誰も言わない。
本当は分かっているのに。
先日、菅義偉首相は首相官邸で記者会見し、
「ゴールデンウィーク期間中、国民の皆様に
短期集中の措置をお願いしたものの、新規感染者数は
大都市部を中心に高い水準にあり、大阪、兵庫などでは
病床の逼迫(ひっぱく)が続いているほか、
感染力が強いとされる変異株も拡大を続けている」ことを理由に、
緊急事態宣言の延長及び福岡、愛知も含めると発表した。
総理大臣は、完全に分かっている。
それでも言わない。
もう戻れないのだ。
戦時中政府が、本土決戦に備え、女性たちに竹やりの訓練を強いた時のように・・・・。
《敗戦が濃厚になった昭和19年、時の東条内閣は日本全土に非常事態宣言を発令し、
「一億玉砕」のスローガンを掲げた。※玉砕とは、国の名誉のために潔く死ぬこと。》