師走、一年が終わろうとしている。もーいーくつ寝ーるーとーお正月だ。
年が明ければ受験生の祭典「受験」が始まる。
1月14日の大学入学共通テストを皮切りに、中学受験、高校受験と続く。
その受験の問題のレベルだが、Z世代と言われる現受験生世代は、
その親世代の問題と比べてみて、格段に問題の難易度が上がっている。
何が難しくなったのか。
端的かつ簡潔にいえば、文字数が多くなったということ。
そして与えられた複数の資料を読んだ上で正解を導かなければならないということ。
このように、文字数が多くなったうえに、一問一答的な回答手順ではなくなったことが
入試問題を難しくしている。
その結果、多くの受験生が問題を読むだけで相当の時間を費やすため、考える時間が削られ、
タイムオーバーになっている。
但し、受験は相対的なものなので、問題が難化したから合格基準が難化するわけではないと
いうことを補足しておこう。
さて、この入試問題の難化は2020年の小学校、2021年の中学校そして、2022年の高等学校の
「学習指導要領」が改訂されたことが要因となるわけだが、それにしても、国の政策転換で
こんなにも変わるのかと驚愕させられる。
昭和の時代の某飲料メーカーのキャッチコピーを思い出した。
「時代なんかパッと変わる。」
1月には150日間の通常国会が始まる。
パッと変わってはいけない、きな臭い法案がないか注視しておかなければならない。