松井の説教部屋

    おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

このブログは双方向機能の設定はしていませんので、コメントの入力はできません。また、モデレートも承認しませんのでご了承下さい。
「行動は俺のもの、コメントは他のもの、俺の知ったことじゃない。」
                     「人生、片道切符よ!」

09月

新学期、中学生に・・・

義修館の教育目的に「21世紀の世界にできるだけ多くの

できる人間を創造する」というものがあります。 

『できる人間』とは『使える人間』のことです。

将来君たちが社会に巣立った時に、上司から

「あいつは使える!」と言われるようになることが私達にとって

一番嬉しいことなのです。そのためには、勉強だけができても

ダメです。周りの人たちに対する心遣いができるようにならな

ければなりません。

当然君たちは、まだ中学生です。自分の事しか考えられない、

もっと言えば、自分の事すら考えることができない人も多いの

ではないでしょうか。今はそれでもいいかも知れません。

しかし、将来君たちは社会に出ていかなければなりません。

早い人では高校卒業後、あと何年後ですか? 

大学に進学する人でも社会に出るまでに 10年ありますか?

人は限られた時間の中で生きています。時間は無限ではない

のです。

例えば、高校卒業後就職する人がいるとしましょう。その人が

現在中学3年生、15歳であったなら、19歳では社会人と呼ば

れているのです。 この人の場合、社会人になるための準備期

間は3年半しか残っていないのです。 「働く」ということはその

道のプロの仲間入りをすることを意味します。プロの世界に入っ

て、まず君たちができることは何でしょうか。「立派に仕事をこな

す」ことではありませんよ。 入社1年目の人間に会社は期待な

んかしません。もちろん、言われた仕事をやるのは当たり前のこ

とですが、おそらく、『立派』にはできないと思います。

会社に入って君たちができることは、

 ①常に元気に明るくすること。 

②呼ばれたら元気に「はい」と返事をすること。

③朝は「おはようございます。」と元気な声で言えること。

 ④帰る時は「お疲れ様でした。失礼します。」と明るく言えること。

 ⑤叱られても、ぶすくれない・・・・・・・

こんなものですよ。全然難しいことではありません。

それでは自分自身に問いかけてみて下さい。 

「本当にこれらのことができているのか。」

これらのことは小学生時分から言われ続けてきたと思います。

何事にも言えることですが、『基本』が一番重要なのです。

『基本』無くして応用はあり得ません。
 
私たちは限られた時間の中で、『勉強』、そして『態度』を教えてい

きます。勉強だけ教える気はさらさらありません。

当然、勉強を通しての『態度』にはなるのですが。

心・知(智)・体、人を構成する3要素がバランスよくとれるように、

私たちは君たちを指導し続けます。