松井の説教部屋

    おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

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                     「人生、片道切符よ!」

11月

脱炭素化(自動車の場合)と日本

日本政府は2035年までに、国内自動車を電動車のみにするという

目標を掲げ、本年4月に日本自動車工業会とも合意が成立している。

当然ながら、今後10年以内にガソリン車は激減し、EV車(電気自動車)

等の脱炭素カーが主流となるようだ。

これは地球的動きで、欧米での自動車のEV化は日本の数年先を行って

いる。この潮流の中、世界一の売り上げ台数を誇る自動車メーカーは

テスラ、かつて世界の自動車トップシェアを誇ったトヨタはトップ10

にも入っていない。ちなみに、トヨタ自動車の設立は1937年,84年の歴

史がある。対してテスラは会社設立が2003年、わずか18年の会社だ。

テスラは、アメリカ・シリコンバレーに拠点をおき、テクノロジー、

エネルギー分野、そして電気自動車に特化した急成長企業なのだ。数日

前この会社の時価総額が110兆円を突破した記事を新聞で見た。世界の

トヨタは33兆円、さらに、2021年度のわが国の予算・一般会計歳出は

106兆円。もはやその驚愕の大きさに言葉も出ない。

経済大国ニッポン、貿易立国ニッポン、輸出大国ニッポン。

今は昔の話である。

脱炭素化は世界の自動車市場の勢力図を塗り替えた。

今イギリスでは、岸田新首相も参加した気候変動による地球温暖化対策

の国際会議cop26が開催中だ。政治は三流と揶揄される日本。新首相は

世界にその存在をアピールできただろうか。