11月25日、今日は県模試の日である。期末ボケを解消する意味でも、
絶好の模試日と言っていい。 それだけではなく、今日は公立高校
入試カウントダウン108日。
「108]という数字は、仏教では人間の煩悩(ぼんのう)の数を表す。
煩悩とは、人間の心身をわずらわさせ、悩ませる一切の”迷いの心”
を意味する。
目標は立てたものの、口先ばかりで何もしてこなかった者は、
日々近づく現実に直面し、ひれ伏してはいないだろうか。
その者たちに問う。
「何故そうなったのか?」
答えは簡単である。日々、選択を誤り続けたのである。
勉強するかしないか。その選択に、楽な方を選んだのである。
”煩悩”に負けたということだ。
楽な道を選んで、その結果何を残してきたのだろう。
きっと、何一つ残っていないのではないか。
「黄昏(たそがれ)の砂浜は歩きづらいが、振り返ると
波うちぎわに自分の足跡が・・・・自分だけの足跡が・・・・
一つ一つ残っている。アスファルトの道は歩きやすいが、
そこに足跡など残りはしない。」
遠藤周作(作家:故人)の著書より
ちなみに、遠藤周作はカトリック(キリスト教)であった。