またしても、お坊ちゃまくんの総理大臣が誕生することになりそうだ。
今月一六日、特別国会で首班指名(総理大臣の指名)を受けるのは衆議院第一党、民主党の党首、鳩山由紀夫氏。
麻生太郎首相の後に、政権の座に就くことになる。
この鳩山家、日本のケネディー家と称される名門一族である。
由紀夫氏の祖父は鳩山一郎元首相。鳩山一郎氏は自由民主党(自民党)を結成し、初代自民党の総裁になった人物。
※ 一九五六年には、旧ソ連と国交を回復することになる、日ソ共同宣言の調印は教科書にも記載がある。
その自民党に今回の衆議院総選挙で圧勝したのが、民主党を結成した孫の鳩山由紀夫氏。
孫が祖父を破ったことになる。
事実は小説よりも奇なりで、祖父の一郎氏は、麻生太郎首相の祖父、吉田茂元首相の後に政権の座に就いた人物なのだ。
新首相となる鳩山由紀夫氏の父は昭和五一年の福田内閣で外務大臣を務めた人物。
弟の邦夫氏は、数々の大臣の職を歴任し、麻生内閣では、最近まで総務大臣であった。
また、平成3年文部大臣就任時には、中学校から、業者テストを追放した人物でもある。
ちなみに、邦夫氏の長男も政治家で、名を太郎という。 事実は小説よりも奇なり。
名門鳩山家。
次期首相となる鳩山由紀夫氏の曾祖父から数えて、五代目(由紀夫氏の長男)まで、男子八名全員が現役東大合格
というのはあまりにも有名な話である。
由紀夫氏は高校時代、昭和の大学受験参考書の大ベストセラー「試験に出る英単語」通称「出る単」の執筆者、
故森一郎氏の自宅に呼ばれ、八〇〇語程度の単語を覚えるように言われた。
彼は自宅の一角にある黒板に、覚えにくい英単語を書きとどめ、いつでも眺められるようにした。
また、弟の邦夫氏は、先生になりきり、黒板の前に立ち、授業をすることで数学の解法を学んだという。
ノートを黒板に。 椅子に座ることを立つことに代えた彼らの勉強法。
政権交代は今月一六日。