松井の説教部屋

    おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

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「行動は俺のもの、コメントは他のもの、俺の知ったことじゃない。」
                     「人生、片道切符よ!」

04月

改元

「内らかに外る」

「地らかに天る」

昭和天皇の崩御に伴い、あわただしく、劇的だった平成への改元。

「喪に服す」(当時流行った言葉だ。)日本中がそういうムードの中の改元だった。

一部のテレビ局を除いて、どのチャンネルも天皇崩御の報道特番を組んだ。

歌舞音曲の自粛(これも当時流行った言葉)は日本人のモラルとされた。

「新しい元号は平成であります。」

日本国民は歴史上はじめてテレビ報道で新元号を知らされた。

これから何が起こるのか誰にもわからなかった。

昭和64年1月7日昭和天皇崩御、その数時間後に新元号は発表された。

翌日の1月8日から平成元年となった。改元後も日本は喪に服したままだった。

平成も三十余年の時が流れ、間もなく、この時代に幕が下りる。

ゆとりある中で事務的に事が運んだ新元号の発表。

「新しい元号は令和であります。」

待ってましたとばかりに、その瞬間をスマホで撮影する日本人。

みな歴史の証人になりたいのだ。いや、お祭りムードの中に溶け込みたいと

いった方が正解かも知れない。

5月1日令和元年となる。日本はゴールデンウィーク。

10連休の始まりだ。 めでたし、めでたし。