松井の説教部屋

    おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

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「行動は俺のもの、コメントは他のもの、俺の知ったことじゃない。」
                     「人生、片道切符よ!」

戦争と平和

いちゃもん

今地球上で起こっている戦争。

ロシアがウクライナに侵攻して2週間が経とうとしている。

「ウクライナ問題」は今に始まった話ではないが、

いつの時代も戦争の始まりは同じ理由。

それは「いちゃもん」。

今回はウクライナのNATO加盟希望に対し、

ロシアのプーチン大統領が激怒したことが引き金となった。

ロシアがウクライナのNATO加盟に「いちゃもん」をつけたのだ。

そして軍事侵攻。

アメリカをはじめとするNATO加盟国にできることはロシアへの経済制裁。

特にヨーロッパ諸国は天然ガスなどの資源をロシアからの輸入に頼っている

ため、それ以上のことは何もできないのが現状のようだ。

当然NATOが軍隊を出せば事実上の第3次世界大戦となってしまう。出せる

わけがない。

日本としも、対岸の火事ではない。

今、日本が抱える国土問題の双璧ともいえるロシアとの北方領土問題、

中国との尖閣諸島問題。

つい先日もロシアは北方領土において、地対空ミサイルの発射演習を

強行したばかりだ。

完全に日本はなめられている。そしてこの演習が意味するものは。

日本に対して、国際社会に対して、この時期に行ったこの演習に

何のメッセージが込められているのか。

日本政府はただただ遺憾の意を示すのだが、それでも次に何が起

こるか分かっているはずだ。

現在北方領土にはロシア人が居住している。つまり北方領土において、

ロシアの実効支配が継続し、強化されるとしたら。

「いちゃもん」の準備が整ったとしたら・・・

日本は領土の一部を失うことになる。

この機を逃すなとばかり、憲法9条改正に走るだろう日本政府に、

最後の審判を下せる日本国民がとるべき責任は。

夏の参院選の結果にすべてが凝縮されるように思う。

「I Have a Dream」

アメリカの1月、第3月曜日は祝日である。

「キング牧師記念日」 キング牧師の誕生を祝う日だ。

後世に語り継がれる演説は1963年、リンカーン記念堂で行われた。

その日は、リンカーンが奴隷解放宣言に署名して100周年の記念の日。

ワシントン記念塔からリンカーン記念堂まで、人種差別撤廃を訴えた

デモが行われた。 参加者は20万人以上に及んだ。

世にいうワシントン大行進である。

参加者の高揚覚めやまぬ中、キング牧師のスピーチが始まる。

「I Have a  Dream」

…… 略 ……  私には夢がある。いつの日か、不公平と抑圧という灼熱の炎

にさらされているミシシッピ州でさえ、自由と正義のオアシスへと生まれ変わ

るという夢が。

私には夢がある。いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色ではな

く、人格の中身によって評価される国で暮らすという夢が。

今日、私には夢がある!

私には夢がある。…略… 黒人の少年少女が白人の少年少女と兄弟姉妹として

手を取り合うようになるという夢が。

…… 略 ……

そしてその日こそが、その日こそが、神の子たち全員が新しい意味を込めて、

このように歌うことができる。「わが祖国、それは汝のもの。素晴らしき自由

の地よ、汝に私は歌う。わが祖先たちが骨を埋めた大地よ、巡礼者の誇りであ

る大地よ。あらゆる山々から、自由よ、響きわたれ!」

そして、アメリカが偉大な国家となるためには、これを実現せねばならない。
…… 略 ……

これが実現した時、自由の鐘を響かせた時、あらゆる村やあらゆる集落、あら

ゆる州とあらゆる都市から自由の鐘を響かせた時、我々は神の子全員が、そし

て黒人も白人も、ユダヤ教徒もユダヤ教徒以外の人も、プロテスタントもカト

リックも、ともに手をとり合って古い黒人霊歌を歌うことのできる日が来るの

を早めることができる。

「ついに自由になった! ついに自由になった! 全能の神に感謝しよう、我々

はついに自由になったのだ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この演説から5年後の1968年、彼は、白人至上主義者の凶弾に倒れた。

享年39歳だった。

君が代

日本国中が二分するほど、悩ましいオリンピック・

パラリンピックであったが、始まってしまえば、賛否

などどこ吹く風と、大いに活躍を見せた日本選手たち。

今大会、オリパラでの金メダルは総数40個。そして、

その金メダリストにだけ与えられる名誉、国歌の演奏。

日本国民はテレビ越しに流れる「君が代」に日本人と

しての自覚と誇りをもったに違いない。

 

昭和40年代、50年代に小中高の教育を受けた者にとって、

地域差はあるのだろうが、「君が代」は軍国主義の象徴のよ

うに教えられてきた。「君」は君主、つまり天皇、「代」は

世、「君が代」は天皇の世を称える歌であり、天皇に命を捧

げる歌であると。

 

史観は真実を変える。当然、戦時中はそのような解釈を国民

に刷り込んだのだろうが、戦後、民主国家になって55年の歳月

を経て、平成11年に国歌として法制化された「君が代」。

 

出典を平安時代の古今和歌集にもつこの歌の意味を探ってみ

ることにする。

 

君が代は
千代に 八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
苔のむすまで

 

「君」本来の意味は、日本神話で最初に性別をもって生まれて

きた神様、男性は、イザナキ、女性はイザナミ、イザナは誘う

(いざなう:さそう)この最後の文字「キ」と「ミ」を合わせて

「キミ=君」、「君」は男と女であり、「君」は重なり合うこと

で(誘い合うことで)子を授かり、私たちが生まれる。

 

つまり、「君」とは、私たちそのものなのだ。

 

「君が代」とは、私たちの世。

「私たちの世」を「千代に八千代に」永遠に、

「さざれ石の」一人一人は小さくて弱いけれど、

「いわおとなりて」みんなで力を合わせ、一つになって、

「苔のむすまで」長い時間をかけ育てていこう。

「むす」は「生す」と書き、「子どもを養い育てる」という意味。

ちなみに、ムスコ、ムスメはここからきている。

 

 

思えば、平安の世に書かれた源氏物語にも「紫の君」など、

愛しき人に使われている「君」。

我が国の国歌は世界一短い恋の歌、恋文なのかもしれない。

 

Happy Xmas ≪John & Yoko≫

ジョン・レノンの死はオールナイトニッポンで知った。

火曜深夜、パーソナリティーは松山千春だったが、その日は特番が組まれていた。

マンハッタンの自宅前で射殺された悲劇をラジオは伝え続けていた。

1980年 12月8日(日本時間9日)ジョン・レノン享年40歳。

あれから40年、今もこの時期になると、メディアから聞こえてくる

「ハッピークリスマス」。

こんな時代だから、一緒に願おう。恐れなくてもいいように。

 

So this is Xmas  And what have you done?  Another year over

そう今夜はクリスマス 今年はどんなことをしたかな? また1年が終わって

And a new one just begun  And so this is Xmas  I hope you have fun

新しい年が始まる そう、今夜はクリスマス 君が楽しんでくれるといいな

The near and the dear one  The old and the young

親しい人も愛する人も  お年寄りも若者も

A very Merry Xmas And a happy New Year Let’s hope it’s a good one

心からメリークリスマス そしてハッピーニューイヤー 良い年になるよう願おう

Without any fear

恐れなくてもいいように

 

And so this is Xmas  For weak and for strong  For rich and the poor ones

そう、今夜はクリスマス 弱い人も強い人も お金持ちや貧しい人も

The road is still(so) long  And so happy Xmas  For black and for white

道はとても長い だからクリスマスを楽しもう 黒人や白人も
For yellow and red ones  Let’s stop all the fight

アジア人やヒスパニックも すべての争いをやめようよ
A very Merry Xmas And a happy New Year Let’s hope it’s a good one

心からメリークリスマス そしてハッピーニューイヤー 良い年になるよう願おう

Without any fear

恐れなくてもいいように

 

And so this is Xmas  And what have we done?  Another year over

そう今夜はクリスマス 今年はどんなことをしたかな? また1年が終わって
And a new one just begun  And so happy Xmas  We hope you have fun

新しい年が始まる そう、今夜はクリスマス 君が楽しんでくれるといいな
The near and the dear one  The old and the young

親しい人も愛する人も  お年寄りも若者も
A very Merry Xmas And a happy New Year  Let’s hope it’s a good one

心からメリークリスマス そしてハッピーニューイヤー 良い年になるよう願おう

Without any fear

恐れなくてもいいように
War is over!  If you want it  War is over! Now!  Merry Xmas

戦争は終わるんだ 君が望めば 戦争は今にも終わる メリークリスマス

核兵器禁止条約

10月25日、軍縮にとっての歴史的一ページが開いた。核兵器禁止条約の発行が決まった。

これをもって、核兵器による武力行使は国際法上違法となるのだが、

世界で唯一の核被爆国の日本は核兵器廃絶を訴える一方で、

「核軍縮は核保有国とともに段階的に進めるべきだ」として、

世界で唯一の核投下国のアメリカなどの核保有国とともに反対に回り、

未だこの条約を批准(国家として合意すること)していない。

今現在の核保有国は9ヶ国、

【アメリカ合衆国・中華人民共和国・イギリス・フランス・ロシアの5大国の他、

インド・パキスタン・朝鮮民主主義人民共和国】が保有を表明し、核実験を行っている。

当然この条約を批准している国はない。

しかも、5大国といえば、国連安全保障理事会の常任理事国だ。

(安全保障理事会は世界の平和と安全の維持を目的とした機関なのだが・・・。)

アメリカと旧ソ連(ロシア)が核開発競争を行っていた50年前でさえ、

旧ソ連が開発した核(水爆)の威力は広島に落とされた原爆の3300倍といわれている。

第一次世界大戦は4年で終戦、第二次世界大戦は2年で終戦、

次に大戦があれば・・・、一瞬で地球は吹っ飛ぶ。

戦後 75年。世界の指導者のほとんどは、「戦争を知らない子どもたち」だ。

入門 1945 ポツダム宣言

ポツダム宣言は全13条からなる、アメリカ・中国・イギリスが共同で出した、

日本への無条件降伏を求める最終通達です。(この三国は当時日本と戦争をしていた主要国です。)

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①アメリカ・中国・イギリスは、日本が戦争を終結させるチャンスを与える。

②連合国は日本が戦争を終結させるまで徹底的に戦う。日本国に対し、最終打撃を与える。

③連合国の軍事力で、日本軍と日本国を壊滅させる。

④日本は軍国主義を捨てる決意をせよ。

⑤我々の条件は以下の通りである。

⑥日本国民をだまし、過ちを犯した権力や勢力は永久に排除する。

⑦日本が新しい秩序を構築し、戦争する能力が消滅したと確証するまで占領する。

⑧日本の主権は、北海道、本州、四国、九州及び連合国が決定する諸小島に限る。

⑨日本国軍隊は完全に武装を解除し、その後は平和かつ生産的に生活するチャンスが与えられる。

⑩我々は、日本人を奴隷化したり日本国民を滅亡しようとは考えていない。

だが、戦争犯罪人は処罰されなければならない。

また、日本政府は民主主義が復活するために、言論、宗教及び思想の自由、基本的人権の尊重を

確立しなければならない。

⑪日本は経済の復興が許される。但し、再軍備に関係する産業は除外する。

⑫前記の諸目的が達成され、日本国民の自由意思で、平和的な政府が樹立されたならば占領は解除される。

⑬我々は日本国政府が速やかに、日本軍の無条件降伏を宣言し、その行動について、十分に保障することを求める。

これ以外の選択は、日本国の壊滅があるだけである。

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7月26日に決定されたこの宣言を日本政府は黙殺した。

黙殺を拒否と判断したアメリカは10日もたたぬ8月6日、広島に原子爆弾を投下した。

 

※ポツダムはドイツの首都ベルリン近郊の都市。

この地で、ポツダム宣言の内容等が決められた。⇒ポツダム会談

キムチ と かぼちゃ

十月二五日、伯父の命日であった。

伯父は七四年前、フィリピン沖で戦死した。

俗にいう、レイテ沖海戦。

古い話である。

 そんな時代、日本統治下の朝鮮半島から日本本土に徴用され、

過酷な労働を強いられた人達がいた。

 昨日十月三〇日、

韓国の最高裁がそんな元徴用工への賠償を日本企業に命じる判決を下した。

戦後の歴史を紐解けば、五十数年前に締結された日韓基本条約・日韓請求権・

経済協力協定でこの問題は解決済みのはずである。

日本はとっくに賠償責任を果たしている。その賠償による経済援助により、

今日の発展があったのではないのか。植民地問題にしても政治的解決の上に、

国交正常化が実現したはずなのだが。

 元徴用工の方々のケアは、韓国政府がすべきことである。そのための賠償だったのだから。
 
 きょう十月三一日、

戦争を知らない子どもたちは、どこぞの国の風習を勘違いし、仮装して渋谷でバカ騒ぎをしている。

日本はその国と戦争をし、その国の統治下にあった昔などなかったかのように。

歴史的会談

 朝鮮半島で歴史的な会談があった。 韓国と北朝鮮両首脳のトップ会談がそれだ。

調印された「板門店宣言」の内容は、[1953年から休戦中の朝鮮戦争の終結を年内に目指す]

ことや、[完全な非核化により、核のない朝鮮半島の実現を目指す] ことなどからなるもので、

恒久的に南北が平和体制を構築・協力する認識で一致。

 さて、思い出すのは、2002年、我が国と北朝鮮が交わした「ピョンヤン宣言」。

北朝鮮の核開発問題に関して、北朝鮮側は、[国際的合意を遵守する]旨を表明していたが、

半年もたたない内に核開発再開。 国際原子力機関(IAEA)の査察官を国外追放する始末。

その後のミサイル乱射は、みなさんご存知の通り。
 
 日本、アメリカをはじめとする対北朝鮮への経済制裁で、北朝鮮が食糧難に陥っていることは事実。

多数の餓死者の報道もある。

 ようやく目を覚ましたか。

「なんか食わせろ そんなもんじゃねえ」

 北朝鮮の正式名称は・・・朝鮮民主主義人民共和国
 

歓喜の調べ

年も暮れゆく師走、今年も日本各地で、ベートーヴェンの交響曲「第九」の演奏会が開かれる。

起源は、太平洋戦争最中の昭和十八年十二月、東京音楽学校(現東京芸術大学)で、出陣する学徒のために開

かれた壮行会において演奏されたことに由来する。

(昭和十八年には学徒出陣といって、大学生にも徴兵令が出された)

当時、日本と同盟関係にあったドイツが生んだ音楽家ベートーヴェン。

彼の少年期、ヨーロッパ諸国は絶対王政、封建下にあった。

衝撃の事件は彼が十九歳の頃起きた。 一七八九年のフランス革命だ。

「自由」「平等」「博愛」これがこの革命の精神。

ベートーヴェンはこの革命に強い感動を受けた。

その後、この革命の精神はナポレオンの名とともに、ヨーロッパ各地へ広がることになる。

一八〇四年完成した交響曲「英雄」はナポレオンを称えて作曲したものだ。

(この年、ナポレオンは、自らがフランスの皇帝となり、ベートーヴェンを落胆させた。)

一八二三年十二月、耳が聞こえなくなったベートーヴェンは全ての絶望を乗り越え、「歓喜」を

テーマに交響曲第九番(第九)を書き上げた。

「人間は、身分や貧富の壁を乗り越え結束できる。

地球上の全ての人々は仲間である。」これが交響曲「第九」に託されたメッセージなのだ。

平和を願い、自由に憧れたベートーヴェン。

その魂の集積ともいえる「第九」、それが学徒出陣で演奏される皮肉。

「時代」とは常にそんなものである。

「第九」は戦後、戦場に散った多くの友へのレクイエム(鎮魂歌)として演奏され、現代では、

もっと一般的な意味で、十二月になると全国各地で、演奏会が催されている。

ベートーヴェンが「第九」を完成させて五十余年の後、明治維新後、日本に文明開化の波が押し寄せる。

衣食住、習慣など日本人としての常識の西欧化が始まった。

日本人は、freedom、「自由」という言葉をこの時初めて知ることになる。

自らを由とすることで、「自由」。そう訳したのは福澤諭吉。

フランス革命に遅れること、百年。

「自由民権運動」に代表されるように「自由」は日本各地に浸透していった。

しかし、時代が昭和になると、この「自由」を「勝手」に操作する者達により、昭和十二年日中戦争、

昭和十六年太平洋戦争と、暗黒の歴史を歩まねばならなくなった。

同盟国ドイツもまた然りである。

福澤諭吉は当初、「自由」を「(自分)勝手」と訳していた。

時代は常に「自由」というタクトを振り「歓喜」の調べを奏でるコンサートホールであって欲しい。

世界天文年

「梅雨前線停滞中」、間もなくこの言葉を耳にする時期に入る。

天気予報は一昔前までは、あてにならないものの代名詞だった。

気象衛星の進歩とともに、今や市区町村単位での気象予測が常識となった。

二十世紀後半、東西冷戦の時代、軍事的にも政治的にも経済的にも対立関係にあった米ソ

(アメリカとロシア)は熾烈な宇宙開発の競争を行っていた。

一九六九年アメリカは人類史上初の月面着陸に成功する。

アームストロングを船長とするアポロ十一号がそれだ。

四十年後の今年、アメリカを中心として開発された国際宇宙ステーションにロシアの宇宙船

ソユーズがドッキングした。今月二九日のことである

 
    宇宙ステーションに長期滞在中の若田光一さんのブログより   5月29日

「今日は、国際宇宙ステーション(ISS)計画にとって歴史的な一日となりました。

ロシアのソユーズ宇宙船(19S)がISSのザーリャモジュールに予定通りドッキングし、

ロシアのロマネンコ飛行士、カナダのサースク飛行士、ヨーロッパ宇宙機関のディビュナー

飛行士(ベルギー出身)の3人の宇宙飛行士がISSに到着しました。・・・」
 
 
話を遡れば、近世、一六〇九年イタリアのガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡で天体観測を行って、

今年で四百年にあたる。

これを記念して、ユネスコは二〇〇九年を世界天文年と定めた。

近世→近代→現代と人類の科学技術の進歩は凄まじい。  
                 
        
             以下、宇宙飛行士の言葉。

●アメリカの宇宙飛行士、エドガー・ミッチェル

   「うれしかったのは、宇宙には調和があり、目的があり、創造の力があることを感じたときだ。

    悲しかったのは、人間がそれを知りながら、それに反対する行為をしているのに気づいたときだ。」

 
●メキシコのロドルホ・ネリ・ベーラ飛行士

   「宇宙から地球を見ていると、この地球に生まれて死んでいった人々、現在生きている人々、これから

生まれてくる人々を思う。そして、自分はその無数の人間のひとりであると改めて思う。

次に考えるのは、私たちの存在はなにかということであり、短い生を精一杯楽しみ、かつ十分に他と分かち合っ

て生きるにはどうしたらよいか、ということである。」

 
●アメリカの宇宙飛行士ウォーリーシラー

   「宇宙から地球を眺めると、ベトナムの戦火は見えたが、国境は見えなかった。」

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東西冷戦の終末に代表されるベルリンの壁崩壊から二〇年を迎える現在も、ミサイル発射準備にとりかかった

国がある。

2つの前線が張り出したままぶつかり合う現象を停滞前線という。