松井の説教部屋

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                     「人生、片道切符よ!」

06月

史上最大の危機

果たして英語教育の改革は成功したのだろうか。

改革とは、4年前の新学習指導要領に始まる英会話重視の英語教育のことだ。

その間、国策である移民受け入れ、外国人労働者受け入れ、コロナ明けから急増したインバウンド

(外国人旅行)客で、我が街福岡も外国人を見かけない日はない。

彼らに街で声をかけられた日本人は、相変わらず、薄ら笑いでその場を立ち去る。

カタコトの日本語で話しかけられているのに、英語はできませんと英語で返そうとする。

これは今に始まったことではない。

ズームイン朝のウイッキーさんの時代からそうだ。我々日本人は、異国の人、特に欧米人に対して、

少なからず劣等感を持っている。

米国国歌・国旗に違和感を感じないのに、日本国歌・国旗になったとたん多くの日本人に

アレルギー反応が起きる。

不思議な国、日本。と言いたいところだが、これは戦後教育によって、そのようにプログラムされ

た感が強い。

今、急激に外国人が増加している。今、目の前で国際化が進んでいる。

彼らは皆、愛国教育を受けている。

(日本人のように母国を自虐的に語る国民などいない。)

それに、育った文化が違うわけだから価値観も違う。

それでも共生しないといけないのであれば、我々にも愛国教育(決して戦争や軍隊を意味するもの

ではない。祖国を愛し、憂う。

そして、誇り高き民族であるという自信が持てる教育)が必要だ。

異文化の外国人に対して、堂々と発言できる日本人を育成すること。

それが英会話の前にやらねばならないことではないのか。少なくともノーが言える日本でなけ

れば、急増する多文化の中に日本が溶けてしまう。

今、日本は歴史上最大の危機に直面している。

 

※ウイッキーさん・・・日本テレビ朝の番組、「ズームイン朝」で、街頭に出て道行く人に

英語で語りかけるコーナーを担当していた。