松井の説教部屋

    おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

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「行動は俺のもの、コメントは他のもの、俺の知ったことじゃない。」
                     「人生、片道切符よ!」

08日

世界天文年

「梅雨前線停滞中」、間もなくこの言葉を耳にする時期に入る。

天気予報は一昔前までは、あてにならないものの代名詞だった。

気象衛星の進歩とともに、今や市区町村単位での気象予測が常識となった。

二十世紀後半、東西冷戦の時代、軍事的にも政治的にも経済的にも対立関係にあった米ソ

(アメリカとロシア)は熾烈な宇宙開発の競争を行っていた。

一九六九年アメリカは人類史上初の月面着陸に成功する。

アームストロングを船長とするアポロ十一号がそれだ。

四十年後の今年、アメリカを中心として開発された国際宇宙ステーションにロシアの宇宙船

ソユーズがドッキングした。今月二九日のことである

 
    宇宙ステーションに長期滞在中の若田光一さんのブログより   5月29日

「今日は、国際宇宙ステーション(ISS)計画にとって歴史的な一日となりました。

ロシアのソユーズ宇宙船(19S)がISSのザーリャモジュールに予定通りドッキングし、

ロシアのロマネンコ飛行士、カナダのサースク飛行士、ヨーロッパ宇宙機関のディビュナー

飛行士(ベルギー出身)の3人の宇宙飛行士がISSに到着しました。・・・」
 
 
話を遡れば、近世、一六〇九年イタリアのガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡で天体観測を行って、

今年で四百年にあたる。

これを記念して、ユネスコは二〇〇九年を世界天文年と定めた。

近世→近代→現代と人類の科学技術の進歩は凄まじい。  
                 
        
             以下、宇宙飛行士の言葉。

●アメリカの宇宙飛行士、エドガー・ミッチェル

   「うれしかったのは、宇宙には調和があり、目的があり、創造の力があることを感じたときだ。

    悲しかったのは、人間がそれを知りながら、それに反対する行為をしているのに気づいたときだ。」

 
●メキシコのロドルホ・ネリ・ベーラ飛行士

   「宇宙から地球を見ていると、この地球に生まれて死んでいった人々、現在生きている人々、これから

生まれてくる人々を思う。そして、自分はその無数の人間のひとりであると改めて思う。

次に考えるのは、私たちの存在はなにかということであり、短い生を精一杯楽しみ、かつ十分に他と分かち合っ

て生きるにはどうしたらよいか、ということである。」

 
●アメリカの宇宙飛行士ウォーリーシラー

   「宇宙から地球を眺めると、ベトナムの戦火は見えたが、国境は見えなかった。」

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東西冷戦の終末に代表されるベルリンの壁崩壊から二〇年を迎える現在も、ミサイル発射準備にとりかかった

国がある。

2つの前線が張り出したままぶつかり合う現象を停滞前線という。