松井の説教部屋

    おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

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「行動は俺のもの、コメントは他のもの、俺の知ったことじゃない。」
                     「人生、片道切符よ!」

義修館通信コラム

人災、またしても・・・

今年の梅雨も大惨事が起きた。静岡県熱海市で起きた土石流の発生がそれだ。

土砂に紛れ、なだれ落ちる家々、それらに飲み込まれてゆく車や電柱。

一瞬の出来事だった。被災地域の局地的集中豪雨は予測されていて、

避難を促しているところだったというが、高台ごと崩落するとは、

・・・まさかは起きた。

そして、まさかは人災だった。報道されている情報によれば、

高台の造成中に、土地所有者である不動産業者が市に申告した数倍もの盛土を

行ったというのだ。虚偽の申請をした業者も業者なら、監督者である行政も何

ということか。・・・。

知人の国交省の役人の話だが、虚偽の申請を見破るのは難しいらしい。タレ

コメば別らしいが、その筋が信用できるかどうかも重要らしい。結局、事が起

こってからの調査に任せるしかないのか。

 

現在放送中の  NHK朝ドラ【お帰りモネ】第33話の中で、西嶋秀俊扮する気象

予報士、朝岡が主人公モネに語る場面がある。

「…未来は平等に、誰にも分かりませんよね。でも、気象は分かります。

今、私たちの頭の上で起きている気象現象は数日前、南の海や北の大陸で起き

た現象に必ず起因しますから。だから、それを分析すれば、未来に何が起きる

かが分かります。つまり気象においては、危険を予測し、回避する時間が得ら

れる。これが我々のリードタイムです。私たちが全力を尽くして提供するのは、

大切なものを守る時間です。」

静岡県熱海市の人災、発生から1週間が経つ。死者10 名。20名近い行方不明

者の捜索は続いている。

オリンピック ~やりたい放題~

オリンピックの開会式まで2ヶ月を切った。

菅首相は「安心・安全な大会は可能」と言うが、

その根拠については一切の説明がない。
オリンピックに合わせるかのような、緊急事態宣言の再発令、

そして延長。

急ピッチで進むワクチンの接種も、

「オリンピックありき」では? そう勘ぐってしまう。

本来は、国民の命を守ることが先で、オリンピックはその次だ。

順番が逆だったのではないか。

その間に膨らんだ諸経費は1兆6千億円。

未だ、観客数の上限や無観客での開催等、

大会運営の方針は明らかになっていない。
そんな中、5月26日の衆議院の委員会で、

オリンピックの43会場の派遣スタッフは、

民間企業である人材派遣会社「パソナ」のみの

独占契約になっていることが発覚した。

しかも、一人当たりの日当は35万円。

日本国民もなめられたものだ。

大会を成功させたいと純粋に願うボランティアの

人たちをばかにしている。

話は変わるが、東京オリンピックの開催期間は

7月23日 ~ 8月8日(パラリンピックはその約2週間後)

1年の中で一番暑い時期だ。なぜ、わざわざ猛暑の中での日程なのか。

それは、IOC(国際オリンピック委員会)の一番の収入源である、

アメリカのテレビ局の意向によるもので、

9月に開幕する人気スポーツ、アメリカンフットボールの視聴率と

バッティングさせないためだ。また、ヨーロッパにおいても、

この期間であれば、サッカーの欧州選手権や各国のリーグと

重なることがないのも理由の一つと言えよう。

いずれにしても迷惑な話である。

国家と命  それでも中止できない人たちに思うこと。

5月7日現在、首都東京は緊急事態宣言下にある。

オリンピックの開幕は、7月23日。

福岡も 12日から緊急事態宣言が発出される。

オリンピック2ヶ月前にして、緊急事態宣言にある都府県は6、

まん延防止措置がとられている道県は8、計14。

これは日本の都道府県の30%にあたる。

それでもオリンピックは開催されるらしい。

本当は、関係者みんな、分かっているはずだ。

「できるわけないだろう。」と。

新型ウイルスは変異し、感染拡大が止まらない。

そういう状況が続いている。

それでも、オリンピック関係者は誰も言わない。

本当は分かっているのに。
先日、菅義偉首相は首相官邸で記者会見し、

「ゴールデンウィーク期間中、国民の皆様に

短期集中の措置をお願いしたものの、新規感染者数は

大都市部を中心に高い水準にあり、大阪、兵庫などでは

病床の逼迫(ひっぱく)が続いているほか、

感染力が強いとされる変異株も拡大を続けている」ことを理由に、

緊急事態宣言の延長及び福岡、愛知も含めると発表した。

総理大臣は、完全に分かっている。

それでも言わない。

もう戻れないのだ。
戦時中政府が、本土決戦に備え、女性たちに竹やりの訓練を強いた時のように・・・・。

《敗戦が濃厚になった昭和19年、時の東条内閣は日本全土に非常事態宣言を発令し、

「一億玉砕」のスローガンを掲げた。※玉砕とは、国の名誉のために潔く死ぬこと。》

「思考力」「判断力」「表現力」

大学入学共通テストを実施する独立行政法人「大学入試センター」が

今年度以降赤字に陥り、2024年度で約13億円の赤字が出ると

試算しているらしい。少子化による共通テストの志願者減が原因で、

「このままでは実施が困難になる」とのこと。

故に国に公的資金援助を求めることや、検定料等の引き上げも視野に

入れているのだということなのだが・・・。

どうもこの組織は経営改善という言葉を知らないみたいだ。

そもそも、少子化は今に始まったことではない。受験生が減少するならば、

それに見合った経営のスリム化をするのが常識。無駄な経費を洗い出し、

片っ端から切り詰めていく。場合によっては減給、役員自らの給与、賞与カットは当然。

これが中小零細のみならず一部上場企業を含めた一般企業の道理。

受験生減とはいえ、毎年 50万人からの検定料が得られるわけなのだから、

十分に黒字化はできるはず。

黒字化してもらわないと困るのだ。

我々塾人は毎年、この組織が準備した試験会場に教え子を送り出している。

そこで彼らはこの組織が用意した問題と戦う。人生をかけてだ。

だから、ちゃんとやってもらわないと困る。

さて、今年から始まった共通テスト。

国が目指す「思考力」「判断力」「表現力」を試すべく、問題文が長いのが特徴だ。

 

以下は総務省ホームページにある 「独立行政法人」とは、から引用

… (独立行政法人通則法)第2条 …

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この法律において「独立行政法人」とは、国民生活及び社会経済の安定等の

公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務及び事業であって、

国が自ら主体となって直接に実施する必要のないもののうち、民間の主体に

委ねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるもの又は一の主体に独占

して行わせることが必要であるもの(以下この条において「公共上の事務等」という。)

を効果的かつ効率的に行わせるため、中期目標管理法人、国立研究開発法人

又は行政執行法人として、この法律及び個別法の定めるところにより設立さ

れる法人をいう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一文で書かれた上の文、理解できただろうか。

共通テストでは「思考力」「判断力」「表現力」を土台にした、高速処理能力が求められる。

おぼろ月よ

大都会となった福岡も室見川を西に渡ればのどかな風景が残っている。

子ども時分の記憶の中にあるそれとはずいぶん違うが、

それでも露地に芽吹き色づく草花、差す光、

暖かい土の香りはその頃のものと何ら変わりない。

菜の花畑にモンシロチョウが舞う。

いにしえ人、清少納言は「春はあけぼの」と言ったが、

ぼんやり浮かぶ月のころもいとおかし。

 

文部省唱歌「おぼろ月夜」

作詞高野辰之、作曲岡野貞一

菜の花畠に入日薄れ
見渡す山の端霞深し
春風そよ吹く空を見れば
夕月かかりて匂い淡し

里わの火影も、森の色も
田中の小路をたどる人も
蛙のなく音も、かねの音も
さながら霞める 朧月夜

日本人なら誰もが歌ったことがあるであろう「おぼろ月夜」。

作られたのは約百年前の大正三年(一九一四年)

第一次世界大戦勃発の年だ。日本も参戦し、

中国に21カ条の要求を突きつけた。

この要求を屈辱ながらも受け入れた中国。

・・・そんな時代にできた歌だった。

 

・・・ウエザーニュースです。・・・

「明日の日本列島は、偏西風が強く、中国大陸より、

黄砂が飛来します。洗濯物には十分注意して下さい。」

春霞、おぼろ月夜、黄砂やったんかい。

失態・失言・7億円

またも、国会議員の先生達がやらかしてくれてます。

緊急事態宣言発令下、新型コロナウイルス特別措置法と

感染症法の改正案の成立直前の最中、与党公明党議員1名、

自民党議員3名の深夜の銀座クラブ活動がそれだ。

使ったお金は十万超、当初うその発言も飛び出す始末。

なんやら、「クラブのオーナーの要望や陳情を聴いていた。」だと。

〈深夜に酒呑みながらかい。ふざけんな!〉

 

森元首相、現在は東京五輪パラリンピック大会組織委員会の

会長をされているのだが、・・・何度目の失言だろう。

今回は女性を蔑視した、「女性の多い理事会の会議は時間がかかる」

と宣われた。

また、タレントの聖火リレーに言及した「有名人は田んぼ(の沿道)を

走ったらいいんじゃないか」これは密を避ける策としての持論らしい

のだが、意味不明だ。

コロナ禍にあってどうすればオリンピックが開催できるか、国民世論が大切な時に。

〈ボケてんじゃねーよ。〉

 

帝国ホテルの新サービスの予約をツイートした何かとお騒がせな、丸山 穂高議員。

「帝国ホテルのサービスアパートメントに、国会議員の文通費で長期滞在します。

給与とは別に毎月100万円フリーハンドな議員特権『文通費』は、

正式名称『文書通信交通滞在費』。滞在費として帝国ホテル泊まろうが

公開もされず領収書もいらず。税金アジャースで、

老舗ホテルへの応援も出来ちゃいますね」

「国民への10万円の再配布は渋りながら、

国会議員はJR乗り放題パス等と別に毎月100万もフリーハンドで貰うおかしな制度。

・・略・・せめて公開実費にすべき」と。

〈気分悪いが、知らせてくれてありがとう。〉

 

国会議員は衆参合わせて710名。毎月7億1千万の税金が使途不明で使われている。

歳時記 一月【睦月】

一月は睦月。由来は親族が互いに往来し、仲睦まじく宴をする月であることから。

また、稲の実を初めて水に浸す月を指す「実月(むつき)」から。

今月は正月でもあるこの月の主な行事・神事をまとめてみた。

 

☆一日…【元日】「年の始めを祝う」国民の祝日。

「元旦」という場合、「旦」は「日の出・朝」の意味なので、1月1日の朝のみを指す。

☆二日…【初夢】正月2日の夜に見る夢。

江戸時代後期にはほとんどの事始めが2日になったため 、同じように「初夢も2日に」

と決まった。

【書き初め】年が明けて初めて書や絵をかく行事。

☆三日…【玉せせり】筥崎宮で行われる神事。

陸側と浜側に分かれた玉の争奪戦は、一年の吉凶を占う。陸側が玉をあげれば豊作、

浜側があげれば豊漁と云われている。 ※姪浜の住吉神社でも行われる。

☆七日…【七草】新年に生命再生の象徴である若菜を摘み、粥に入れて食べると、

1年を無病息災で過 ごし長寿を得られると信じられている。

☆十日…【十日戎】七福神のひとりで、商売の神として信仰される恵比須様をまつる祭礼。

☆十一日…【鏡開き】 「切る」や「割る」という表現を避けて、「開く」という 縁起の

よい言葉を使う。
【成人の日】「おと なになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を

祝いはげます」国民の祝日。

☆十五日…【小正月】小正月の 朝に小豆粥を食べると、一年間無病息災で過せると

いわれている。この日に、門松やしめ縄等を神社や地域の人達で集めて焼く、

火祭り「どんど焼き」が行われる。

2021年・令和3年が良い年となりますように。

Happy Xmas ≪John & Yoko≫

ジョン・レノンの死はオールナイトニッポンで知った。

火曜深夜、パーソナリティーは松山千春だったが、その日は特番が組まれていた。

マンハッタンの自宅前で射殺された悲劇をラジオは伝え続けていた。

1980年 12月8日(日本時間9日)ジョン・レノン享年40歳。

あれから40年、今もこの時期になると、メディアから聞こえてくる

「ハッピークリスマス」。

こんな時代だから、一緒に願おう。恐れなくてもいいように。

 

So this is Xmas  And what have you done?  Another year over

そう今夜はクリスマス 今年はどんなことをしたかな? また1年が終わって

And a new one just begun  And so this is Xmas  I hope you have fun

新しい年が始まる そう、今夜はクリスマス 君が楽しんでくれるといいな

The near and the dear one  The old and the young

親しい人も愛する人も  お年寄りも若者も

A very Merry Xmas And a happy New Year Let’s hope it’s a good one

心からメリークリスマス そしてハッピーニューイヤー 良い年になるよう願おう

Without any fear

恐れなくてもいいように

 

And so this is Xmas  For weak and for strong  For rich and the poor ones

そう、今夜はクリスマス 弱い人も強い人も お金持ちや貧しい人も

The road is still(so) long  And so happy Xmas  For black and for white

道はとても長い だからクリスマスを楽しもう 黒人や白人も
For yellow and red ones  Let’s stop all the fight

アジア人やヒスパニックも すべての争いをやめようよ
A very Merry Xmas And a happy New Year Let’s hope it’s a good one

心からメリークリスマス そしてハッピーニューイヤー 良い年になるよう願おう

Without any fear

恐れなくてもいいように

 

And so this is Xmas  And what have we done?  Another year over

そう今夜はクリスマス 今年はどんなことをしたかな? また1年が終わって
And a new one just begun  And so happy Xmas  We hope you have fun

新しい年が始まる そう、今夜はクリスマス 君が楽しんでくれるといいな
The near and the dear one  The old and the young

親しい人も愛する人も  お年寄りも若者も
A very Merry Xmas And a happy New Year  Let’s hope it’s a good one

心からメリークリスマス そしてハッピーニューイヤー 良い年になるよう願おう

Without any fear

恐れなくてもいいように
War is over!  If you want it  War is over! Now!  Merry Xmas

戦争は終わるんだ 君が望めば 戦争は今にも終わる メリークリスマス

核兵器禁止条約

10月25日、軍縮にとっての歴史的一ページが開いた。核兵器禁止条約の発行が決まった。

これをもって、核兵器による武力行使は国際法上違法となるのだが、

世界で唯一の核被爆国の日本は核兵器廃絶を訴える一方で、

「核軍縮は核保有国とともに段階的に進めるべきだ」として、

世界で唯一の核投下国のアメリカなどの核保有国とともに反対に回り、

未だこの条約を批准(国家として合意すること)していない。

今現在の核保有国は9ヶ国、

【アメリカ合衆国・中華人民共和国・イギリス・フランス・ロシアの5大国の他、

インド・パキスタン・朝鮮民主主義人民共和国】が保有を表明し、核実験を行っている。

当然この条約を批准している国はない。

しかも、5大国といえば、国連安全保障理事会の常任理事国だ。

(安全保障理事会は世界の平和と安全の維持を目的とした機関なのだが・・・。)

アメリカと旧ソ連(ロシア)が核開発競争を行っていた50年前でさえ、

旧ソ連が開発した核(水爆)の威力は広島に落とされた原爆の3300倍といわれている。

第一次世界大戦は4年で終戦、第二次世界大戦は2年で終戦、

次に大戦があれば・・・、一瞬で地球は吹っ飛ぶ。

戦後 75年。世界の指導者のほとんどは、「戦争を知らない子どもたち」だ。

入門 1945 ポツダム宣言

ポツダム宣言は全13条からなる、アメリカ・中国・イギリスが共同で出した、

日本への無条件降伏を求める最終通達です。(この三国は当時日本と戦争をしていた主要国です。)

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①アメリカ・中国・イギリスは、日本が戦争を終結させるチャンスを与える。

②連合国は日本が戦争を終結させるまで徹底的に戦う。日本国に対し、最終打撃を与える。

③連合国の軍事力で、日本軍と日本国を壊滅させる。

④日本は軍国主義を捨てる決意をせよ。

⑤我々の条件は以下の通りである。

⑥日本国民をだまし、過ちを犯した権力や勢力は永久に排除する。

⑦日本が新しい秩序を構築し、戦争する能力が消滅したと確証するまで占領する。

⑧日本の主権は、北海道、本州、四国、九州及び連合国が決定する諸小島に限る。

⑨日本国軍隊は完全に武装を解除し、その後は平和かつ生産的に生活するチャンスが与えられる。

⑩我々は、日本人を奴隷化したり日本国民を滅亡しようとは考えていない。

だが、戦争犯罪人は処罰されなければならない。

また、日本政府は民主主義が復活するために、言論、宗教及び思想の自由、基本的人権の尊重を

確立しなければならない。

⑪日本は経済の復興が許される。但し、再軍備に関係する産業は除外する。

⑫前記の諸目的が達成され、日本国民の自由意思で、平和的な政府が樹立されたならば占領は解除される。

⑬我々は日本国政府が速やかに、日本軍の無条件降伏を宣言し、その行動について、十分に保障することを求める。

これ以外の選択は、日本国の壊滅があるだけである。

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7月26日に決定されたこの宣言を日本政府は黙殺した。

黙殺を拒否と判断したアメリカは10日もたたぬ8月6日、広島に原子爆弾を投下した。

 

※ポツダムはドイツの首都ベルリン近郊の都市。

この地で、ポツダム宣言の内容等が決められた。⇒ポツダム会談