一月は睦月。由来は親族が互いに往来し、仲睦まじく宴をする月であることから。
また、稲の実を初めて水に浸す月を指す「実月(むつき)」から。
今月は正月でもあるこの月の主な行事・神事をまとめてみた。
☆一日…【元日】「年の始めを祝う」国民の祝日。
「元旦」という場合、「旦」は「日の出・朝」の意味なので、1月1日の朝のみを指す。
☆二日…【初夢】正月2日の夜に見る夢。
江戸時代後期にはほとんどの事始めが2日になったため 、同じように「初夢も2日に」
と決まった。
【書き初め】年が明けて初めて書や絵をかく行事。
☆三日…【玉せせり】筥崎宮で行われる神事。
陸側と浜側に分かれた玉の争奪戦は、一年の吉凶を占う。陸側が玉をあげれば豊作、
浜側があげれば豊漁と云われている。 ※姪浜の住吉神社でも行われる。
☆七日…【七草】新年に生命再生の象徴である若菜を摘み、粥に入れて食べると、
1年を無病息災で過 ごし長寿を得られると信じられている。
☆十日…【十日戎】七福神のひとりで、商売の神として信仰される恵比須様をまつる祭礼。
☆十一日…【鏡開き】 「切る」や「割る」という表現を避けて、「開く」という 縁起の
よい言葉を使う。
【成人の日】「おと なになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を
祝いはげます」国民の祝日。
☆十五日…【小正月】小正月の 朝に小豆粥を食べると、一年間無病息災で過せると
いわれている。この日に、門松やしめ縄等を神社や地域の人達で集めて焼く、
火祭り「どんど焼き」が行われる。
2021年・令和3年が良い年となりますように。