日本人にとって八月は特別な意味を持つ。
☆☆☆ 広島、長崎 1945年(昭和20年)☆☆☆
76年前の8月、人類最初の被ばくを体験することになった。
原爆投下後一瞬にして、20万人以上の命が失われた。(推定で広島約 14万人、
長崎7.5万人。ちなみに、当時の広島市の人口は35万人、長崎市の人口は24万人)
また、昨年までに、原爆の後遺症で亡くなられた方も含めると、犠牲者の数は、
実に50万人以上にも及ぶ。繰り返すが、当時の広島・長崎の人口の合計は59万人だ。
75年かけて、両市全人口の85%が原爆によって荼毘にふしたことになる。
この地球上で、広島・長崎以外に核兵器による犠牲となった都市は存在しない。
☆☆☆ 終戦 ☆☆☆ 長崎に原爆が投下された6日後、日本は連合軍に対し
無条件降伏をする。ポツダム宣言を受諾したことで、満州事変に始まる15年にわたる
戦争が終わった。日本の兵士、民間人の死者は310万人、その9割はこの前年以降、
つまり戦争最後の1年に亡くなっている。
☆☆☆ 日航機墜落事故 1985年 (昭和60年) ☆☆☆
36年前の8月、明日からお盆に入ろうかという 12 日、史上最悪の航空機事故が発生した。
乗客乗員 524人のうち死亡者は520人、生存者はわずか4人であった。
日本人にとって八月は鎮魂の月。お盆もそうだ。
亡き御霊に手を合わせる月なのだ。
国をあげて運動会をやる月ではない。
欧米諸国はクリスマス時期に国家的大イベントなど絶対にやらない。